【コラム】2種類の弁護士報酬(着手金とタイムチャージ方式)

  弁護士報酬は,大きく2種類の支払方式があります。

  一つは,一般的に広く行われている「着手金・報酬金」方式です。

  これは,ご依頼をいただいて仕事を始めるときに「着手金」(頭金的なものですね)をいただき,業務をして無事に仕事が終わったときに「(成功)報酬金」を最後にいただく方式です。
  着手金と報酬金の金額比率については,一般的には1:2だとか,1:1などがあります。ケースによっては,着手金はゼロ,成功報酬でまとめてお支払いただく,という事務所もあります(逆に,成功報酬という概念がなく,事務的な手続代理などは1回だけの支払(着手金のみ)ということもあります)。

  この「着手金・報酬金」方式ですと,最初にお支払すべき総額が明らかになっており,費用の予測が立ちやすいというのが長所です。
 

  もう一つの方式としては,「タイムチャージ」方式があります。

  こちらは,弁護士の稼働時間に合わせて,報酬を積算していくやり方です。例えば,当事務所の場合には,タイムチャージは1時間2万円+税ですが,解決までに10時間かかったという場合には,2万円×10時間=20万円(税抜),が弁護士報酬となります。

  タイムチャージ方式は,法律問題に関する意見書を作成するときや,交通事故で弁護士保険を使用される場合にもよく利用されます。


  いずれの方式を採用しているかは,各事務所によって異なりますが,稼働時間が短くて解決に至った場合には,少ない金額で済むタイムチャージ方式の方が安くなる可能性がありますね。
  ただ,紛争は相手方のあることですから,思った以上に時間がかかることもあります。そのときにタイムチャージ方式にしていると,予想以上の額になってしまうかもしれませんので,担当の弁護士によく相談してから決めた方がよいでしょう。